徹夜で働いたブラック企業。3日間で3時間の睡眠時間。今後の人生でもこれ以上働くことはもうないでしょう。

飲食店店員

飲食店店長時代で1年間で一番きつい時期が毎年ありました。それは年末年始です。

この時期はほんときつかったですね。

きつかった年末年始のときの私の1日のスケジュールを記載しておきます。

一年で一番忙しい、1月1日のスケジュールを記載しておきます。

これを読んでくださっているかたの参考になれば幸いです。

AM0時~AM6時まで-睡眠時間なんてもったいない

大前提として、前日の大晦日からすでに忙しくなっているので、体力はすでに削られています。

大晦日の注文をさばき終わり、大晦日の締め処理が完了するのがだいたいAM0時ごろです。

そしてAM0時ごろから、正月本番の準備、仕込みにとりかかります。

大晦日のPM23時くらいまではスタッフにも残ってもらっていましたが

さすがに年が明ける瞬間くらいは家族と共に過ごしてもらいたかったので

スタッフには全員帰ってもらっていました。

私は1人、新年を誰とも祝うことなどなく、黙々とただひたすら準備を進めます。

朝6時にはスタッフ達に再度集合して、ロケットスタートをきってもらうため、わたしができる範囲の仕込みを進めておきます。

大晦日の時点での予定していた売り上げと実績との差異を確認し、

予定していた売り上げの修正を行います。

それに伴い、仕込み量も大きく変わります。

あれがない、これがない、そんなことをしていると、完全に足らなくなるであろう食材を見つけてしまいます。

やばい、、、絶対売り切れる、、、でも今ならまだ間に合う!

急いで24時間空いているスーパーに車を走らせます。

正月の夜中2時に仕事で車を走らせている人もそう多くはいないかと思いますが

わたしのような人もいるのです。

そんな時間に開けているスーパーもどうかとは思いましたが。

足らない食材を買いに行って戻って、時間はもうAM3時です。

ゆっくり寝てる余裕なんて物理的にも、精神的にもありません。

とはいえ、さすがにシャワーくらい浴びたいなと思っていたので

職場の近くに住んでいる会社の同僚の部屋にてシャワーだけ借りに行きました。

同僚は同じ会社ではありますが、職種は私とは違っていたので年末年始は休みです。

しかし、わたしの状態はよく把握してくれていた人だったので、事前に快くシャワーを借りることを了承してくれていました。

そしてシャワーをサッと浴び、コンビニで眠眠打破を一気に飲み、タバコを2本程続けて吸い、

私の休憩はおわりです。

店舗に戻ってAM4時です。

仕込みを再開します。売り切れになりそうだった食材も買ってきたので心に少しだけ余裕ができました。

AM6時~PM0時まで-午前を制するものが午後を制する

AM6時、スタッフ達が続々と出勤してきます。

「店長倒れないでくださいね~笑」

だいたいみんなこう言ってくれますが、みんな笑ってます。笑ってんじゃねえよ。

実際に営業が開始する10時までにどれだけ準備できるか、これで1日が決まります。

スタッフ達も気合いを入れてくれているので

いつも以上に店舗内に活気があります。しんどいですが。

営業時間前なのでお客さんとのやりとりもなく、トラブルもないので

ひたすらに予約が入っている分の注文を作り続けます。

そして営業時間開始の10時があっという間に訪れます。

いきなり電話が鳴る鳴る。

予約の注文を作りながら、新規の注文を作ります。

誰が何を作っていて、どの注文ができていないのか、

どの注文がお客さんに届いていて、どの注文が届いていないのか、

寝てもいないのでいつもよりも回転の遅い自分の頭をなんとか回転させ

なるようになるさと半分諦めながら午前中をなんとか終えます。

PM0時~PM6時まで-質よりも量、限界突破

世間がご飯を食べている時間が一番忙しい時間です。

11時ごろから14時ごろまではただひらすら、

注文をさばくことに集中して、一瞬のうちに時間は過ぎてしまいます。

そしてピークが過ぎたタイミングにて、スタッフ達には順番にご飯を食べてもらいます。

わたしは10秒ほどでウィダーインゼリーを飲み干し、仕込みを継続します。

飲食店のできることといえば、注文をさばくか、仕込みをするか、のどちらかです。

正月は1日通しての売上が他の364日と比べ段違いです。

そして本番は午後です。

午後のピークは17時頃に訪れます。それまでに可能な限り、予約分の注文作成を進めておきます。

午後からは人員もさらに追加され、会社内の社員も手伝いにきてくれます。

自分よりも役職が上の人達も手伝いにきてくれているので

挨拶、お礼を言ってまわり、簡単に業務内容を改めて説明し、細かい説明はスタッフにお願いします。

そんなこんなでピークが始まり、

またもや頭も体も止まることなく、一瞬で時間が経過していきます。

PM6時~AM0時まで-大丈夫、明後日には寝れるから

PM8時くらいまでは怒涛の注文作成が続きます。

店長だからといってわたしが浮いている余裕はわたしの店舗にはありません。

売り上げが充分にとれている店舗は、店長が浮いた状態にて、トラブったときだけ対処する、ということができます。

しかし、わたしの店舗はそんな余裕はありません。

プレイヤーとして私自身ががっつり働き、バイト1人分、いや、2人分の分量を働かなくてはなりませんでした。

がっつりオペレーションに入り、PM9時くらいにてようやく正月の終わりがみえます。

当日の掃除、翌日の仕込み、に各スタッフに分かれてもらい、

わたしは正月の売上と予算との差異を比較し、また翌日の仕込み量の修正を行います。

すべて終了し、売上の締め処理が完全に完了したのが夜の11時ごろ。

スタッフ達には11時ごろに帰ってもらい、そこからまたわたしは翌日の仕込みの続きを開始します。

この時点ですでに1月2日のAM0時になってしまいました。

このような感じで、飲食店勤務者の勤務体制はえげつないのです。

飲食店は従業員として働くところではなく、お客さんとして食べに行くところです。

わたしは心からそう思います。

今後、わたしが現在の職を失うようなことがあろうとも

飲食店にて働くことはまずあり得ないです。

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