ブラック企業の代表格、【飲食業界】ですが
真剣に働いていたらどんな仕事でもスキルは身についていくものです。
私も大学を卒業し、新卒として入社した飲食業界の中小企業で真剣に真面目に働いていました。
結果、最終的には私は転職してしまったわけですが、
飲食店で働いていて身についたスキルをここに記載しておきたいと思います。
この記事を読んでくださっている中に
「飲食店で働いてみようか」
とお考えの人がいるのであれば、少しでも参考になればいいなと思います。
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社畜根性から生み出される長時間残業への耐久力
この記事を書いている今現在の私が、この当時を振り返って身に付けておいてよかったなと
感じるスキルの中で一番重要なものとしては
「長時間残業というものに対する耐久力」です。
辞める数か月前とか
20連勤とかしてましたし、普通の何でもない土日に0時超えても仕事をしていたとか普通にありました。
月間の労働時間が300時間を超えていたこともありましたね。
今思うと月間300時間ってありえないですね。
30日間休みなしで毎日10時間働いたのと同じですもんね。
特に私の働いていた店舗は年末年始が忙しくて
大晦日から正月三が日にかけて
ほんと3日間で3時間の睡眠とかそんなんでしたね。
平日の20倍以上の売り上げが上がり、1年のうちで一番の稼ぎどころが年末年始だったので
正直毎年、年末年始を迎えるのが本当に嫌でしたね。
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人のマネジメント能力
飲食店で働いてよかったなと思うこととしては
「若くして人のマネジメントをするという経験を積むことができた」
ということですかね。
私の場合、26歳にて店長になったのですが、
26歳の時点で下は18歳、上は58歳までの老若男女約15人を率いていました。
私以外は全員バイトだったので、社員相手のマネジメントとは勝手が違っていたのかもしれませんが
それでも全員のトップとして働かせてもらったのはいい経験でした。
大企業などに仮に入社していたら、26歳のボンなんてまだまだ下っ端でしたでしょうし、
こんな経験はさせてもらえなかったでしょうし。
バイトの面接も何回もしましたしね。
面接をする側になるという経験も一生できない人も大勢いるでしょうし
その点でもいい経験はさせてもらったと思います。
人のマネジメントで私が学んだ大きなこととしては
「職場内の気の強いおばちゃんを手中に収めておけば、だいたい上手くいく」
ということですね。
なんだかんだ言ったって男性は女性に弱いです。
あと気の強いおばちゃんは敵に回すと滅茶苦茶めんどくさいですが
味方につけるととても頼もしいです。
あの人達は気の強いおっちゃん相手にもガンガン言ってくれますし。
まぁじゃんけんみたいなものじゃないですかね。
グー、チョキ、パー、みたいな感じで、
若手男性社員、おばちゃん、おっちゃん、があるとすると
おばちゃんは若手男性社員に弱いです。
おっちゃんはおばちゃんに弱いです。
若手男性社員はおっちゃんに弱いです。
ってな感じなので苦手なおっちゃんを制してくれるおばちゃんというものは
とても大切なのです。
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役職者としての責任感
人はポジションを与えられることによって初めて
立ち振る舞いが変わり、そのポジションに応じた能力を発揮する
と何かで聞いたことがあります。
私は20代半ばという年齢で20名程度の人数ではあるものの
店長という立場で老若男女を率いていました。
自分がしっかりしなければ、自分がみんなを先導しないと、店舗の数字が悪いのであればそれは自分の責任なのだ、
などとプレッシャーはとても大きいものでした。
今、当時の店長ポジションに戻りたいかと言われると戻りたくないですね。
だってしんどいですもん。
中途半端な仕事できないですし。自分の一挙手一投足はすべて周りの人達が見てますし。
とくにバイトの子たちは私の細かい仕草等まで結構見ていたようです。
店長である限り、まっとうな人間でないといけない、人格者でなければいけない、
そんな聖人君主みたいなことを当時は真剣に考えていました。
でもその時に感じた責任感というものは、今現在のまったく畑違いの社内SEという仕事においても
どこか影響している気はします。
やっぱりやるからには中途半端な出来のものは提出したくないな、とか
任されたからには是が非でも達成してやるぜ!みたいな部分は
この当時の責任感を受け止めてきたからこその感覚のような気もします。
飲食店で働いて身につくスキルというものは決して多くはないのかもしれません。
しかしどんな仕事でも真剣に取り組んでいれば自分の中に蓄積され
その後の人生におおいに役立つスキルになることもあると思います。
与えられた仕事を愚直に極めてみる、ということも大事だなと感じますね。
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