事務職採用で内定をもらったのに入社してから未経験の社内SE業務を担当することになった。

未経験社内SE

飲食業界から抜け出したかった

タイトルにも書いていますが、わたしはそもそも社内SEになるために就活していたのではありません。

その当時は正直、飲食業界というブラック企業から抜け出したかった、ただそれだけです。

毎日毎日夜遅くまで働き、ご飯もろくにちゃんと食べることもできず

イライラからかタバコの本数も増えるばかり

休日にも電話がなり、人が足りていないときは休日返上で急遽出勤

そんな仕事から脱却したかった

土日休みの仕事がとても羨ましかった

ということもあって、

仕事は毎日忙しいながらも

数少ない休日を就職活動に勤しんでいました。

事務職に憧れていた

ただ、私のスキルといえば、飲食店で店長していたのみ。

転職エージェントも活用してみましたがおすすめされるのはやはり別の飲食店でした。

転職エージェントはレスポンスが早く、すぐ連絡をくれます。

確認事項が多く、とても急かされる感も多かったです。

当時、有名どころだった、

・DOD●

・リクナビネクス●

なども利用しましたが

自分には合わないなと感じてしまい、結局バックレてしまいました。

自分の転職のために転職のプロが協力してくれているのに

それをめんどくさがるなんて

今思うとほんとろくでもないですね。

結局、ハローワークに行き、自分で求人票を探し、

当時まったく検討もしていなかった「事務職」を見つけ応募することにしました。

未経験でも勇気を出せば案外いける

当時、やったことのある事務仕事なんて、

飲食店で売り上げの入力するとき、2カ月に1度の社内会議に使用する報告資料を作るくらいなものでした。

事務職なんて自分には無理かもしれない、と思いながらも

事務職になれたら人生変わるかもしれないと思い

田舎の中小企業のメーカー事務職に応募してみました。

たまたま見つけただけの求人だったので、志望動機なんて正直ありません。

どのような志望理由を用意して面接に挑んだかというと

・店長業務にて事務作業もあったので事務処理には慣れている

・20名弱の従業員の店舗を仕切ってきたので、その分のマネジメント力はある

・今後も伸びる業界、製品だと考える

と、このような事務職と結びつけるにはいかんせん厳しそうな理由しか用意できなかったです。

私が応募したときは、1名のみの募集の求人に8名ほどが応募してきていました。

自分で言うのもなんですが、最終的に内定を勝ち取ったので、7人には競り勝った、という形になりました。

当時20代だったので、飲食店とはいえ、20代での店長業務経験というものが案外評価してもらえた結果かと思います。

私は事務職としてメーカーの窓口業務としての仕事をするはずでした。

営業さんが受注してきたデータを受付し、製造現場へデータを流す、そんな仕事をするはずでした。

しかし、入社しすぐ、

「○○君にはシステム業務をお願いしようと思っているんだけど、やってくれるかな?」

と配属先の課長からの予想だにせぬ依頼がきました。

なぜ私にこのような話がきたかというと、

私が応募した事務職と丁度同時期に、システム部門の募集も行っていて1人内定が決まっていたそうです。

事務職として1人補充(私のことです)、システム部門として1人補充(内定の人)の合計2名を会社として補充する予定だったらしいのですが

システム部門への内定者が急に内定を辞退してしまったそうです。

会社としては、どちらの補充が急務かというと、システム部門への補充が急務だったようです。

そこで、未経験ではあるものの、年齢、学歴、を考慮した結果、私であれば今からシステム部門として教育すればものになるだろう、という判断だったようです。

システム業務なんて、プログラミングなんて、インフラなんて、そんなものは自分の人生とは関係のないものとばかり思っていました。

このとき、学歴やスキル、とはまったく別の

「運」

により、人生は大きく左右されることもあるのだなということを強く感じました。

このタイミングで、この会社に転職したことがその後の私の人生を大きく変えることになるとは

転職前の私はまったく予期していませんでした。

自分の人生を変えたい!と思っている人がいたら

やはり行動に移してみるのがよいと思います。

動かなければ人生は今の自分が予測できる範囲の延長上にしか進みません。

大きく行動してみると、自分が予想もしていなかったような事態にもなります。

それが良い方向か、悪い方向か、それも運が大きくかかわる部分もありますが

少なくとも今の自分の延長上からは抜け出せるのではないでしょうか。

この瞬間から、私の社内SE人生というものが始まりました。

それが良いのか、悪いのか、は社会人を引退する65歳になった将来の私に改めて聞いてみたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました